
リアルタイム字幕制作スタッフ 松戸字幕制作センター勤務編

リアルタイム字幕制作とは、生放送で出演者が話している音声をリアルタイムでテキスト化する作業です。
放送局内、又は、松戸字幕制作センターで行います。
リアルタイム字幕制作で大切なことは、素早く、しかも、正確に字幕を付けなければならないということです。たとえば、聴覚障害をもつ方には、文字だけで、その状況を過不足なく伝えなければなりません。場合によっては、要約したり、漢字やカナの組み合わせを工夫するなどして、少しでも読みやすく、わかりやすくしなければならないでしょう。
当社は、自社開発の字幕制作システムを使用しています。このためただこれらを使うだけでなく、クライアントに使い方の提案をすることもあります。字幕品質や作業効率をいかに向上させられるかという提案活動も、いつか皆さんの仕事になっていくことでしょう。
字幕制作作業は一見、一人で行う仕事と思われがちです。しかし、聞き取りづらい部分や文字の表記方法等、初めは自分で調べるのですが、それで確たる答えに辿り着かないことはままあり、そんな時は、周囲の人との共同作業(検討等)となります。字幕制作はコミュニケーション能力も大切な、チームワークですすめる作業でもあるのです。
字幕では、すべての単語に決まった表記があらかじめ定められているわけではありません。制作者は皆、辞書を片手に作業を行います。また、クライアントの指示によって表記方法が定められている場合もあります。そうした制約を踏まえ、なおかつ視聴者にとり最適な字幕を作り上げていくのが「プロ」として求められている仕事なのです。
とある一日
15:30
今日は深夜のニュース番組を担当します。
メールのチェックと前日の日報送付からスタート。
16:00
機材の立ち上げとチェック。機材はとてもデリケート。不具合がないかをチェックするのはとても重要です。
その後、ウォーミングアップでリスピーク練習をしますが、その日によって調子の良し悪しが分かります。

17:00
各番組の担当者が全員集まってミーティング。
役割担当や周知事項、スケジュールの最終チェック。
ミーティング終わりに前回担当した番組を分析、資料作り。

19:00
休憩。外食の人はお目当てのお店へ。
会議室ではお弁当持参の人やコンビニ弁当の人が集まり、仕事を忘れてワイワイガヤガヤ。
ときどきスイッチで対決も!!!

20:00
週末に放送される特番の資料作りなど。
でもリスピークの調整が悪いときはとことん練習。
22:30
担当者全員でニュース内容のチェック。原稿で固有名詞や数字をじゅうぶんに確認する。
23:30
本番スタート!集中、集中。今日も無事に終わりますように…。
24:30
番組終了で退社。終電がない人はタク送。

仕事は厳しく、しっかり「プロ」を目指す。仕事は仕事、仲間と熱い議論もするけれど、仕事が終われば、あとはそれぞれプライベートライフを尊重したい。
そんなメリハリのきいた職場が好きです。
自分の成長と会社の成長をシンクロさせて頑張れる、自分のそのなかで大切な一人なのだと感じられる。
フェイスは、そういう会社を目指しています。